2015年10月30日
MASADA 調整&カスタム
まずチャンバー加工から始めます。
MASADAのチャンバーを取り出す時に難所となるのは、矢印位置のピンを抜く行程でしょうか、
隣の上下2本のネジを外さない状態でピンを抜かなければ大変な事になってしまいます~
ちなみにこのピン、無くても良いんじゃないかって事で、入れていない方も多いようです。
MASADAのチャンバー加工方法は他の機種以上に行程が多く、繊細な加工を行います。
Hopの浮き上がり幅を抑えたF-Position独特の弾道がでるまで少し加工をしては組み戻し、テストを繰り返します。
MASADAに多い給弾不良もこの辺りの加工調整で解消できます。
こんな写真を撮ってみました。
メカボックスの分解、洗浄。
MASADAはタペットスプリングが折れる事例が多いような気がします。
ご要望によりモーターはマルイ製に交換。
オリジナルSBDも装着。
完成図
続けて~
明日10月31日(土)HQバンカーがオープンします。
当店G-PlofessionalはHQバンカー内にブースを出店します。
ゲーム中の突然のGUNトラブル対処をはじめ修理、カスタムのご依頼を受け付けます。
2015年10月27日
ユーザーによる高次元な弾道調整が可能
当店に預けられる前に何度か分解~組み付けを行っていたようで、
レシーバーとアウターバレル結合部を止めるネジが全く効いていない状態。
ココの固定も精度に大きく関与しますので、しっかり固定したいですね。
ただし上部のネジの締め込みには注意が必要です。
締め込み過ぎるとネジの先端がシリンダーまで到達してしまいコッキングができなくなります。
VSA-10シリーズのF-Positionには専用のHopレバーとチャンバーパッキンを組み込みます。
さらにバレルに専用の加工を施します~ですが、企業秘密なのでお見せすることができません。
チャンバーブロックも特殊な方法で閉じてあります。
VSR-10のF-Positionはアウターバレルから、下記の写真の様にユニットを取り出す作業が出来れば、
お客様の手で自由に弾道調整が可能です。
お好みの”飛び方”が作れます~
かなり高次元な弾道調整が可能です。
2015年10月27日
よくある修理
SCARシリーズお馴染みのウィークポイントと言っても良いでしょう、ホントによくお受けする修理内容です。
チャージングハンドルほ引いてもダミーボルト(HOP窓)が開かずHOP調整ができない~と言った事例。
ホント多いです。
アッパーレシーバー内部、棟の部分にあるボルトレイルにダミーボルトが結合しているのですが、この結合部が弱い~
ボルトレイル。
チャージングハンドル~ダミーボルトがリコイルに合わせて動かない様にして欲しい~と言ったご依頼も多数あります。
他にSCARシリーズで良くあるのが、アンダーレイルを止めるネジの緩み~ネジ脱落。
この個体は他にも数か所のネジ脱落や緩み、ピンの脱落がありました。
ネジやピンの緩みは次世代シリーズに多いですが、
どんなGUNでもネジやピンの緩みはゲーム前にでも確認しておいた方がよいでしょう。
一か所のネジの緩みやピンの抜けが原因でメカボックス内部を破損、なんて事例も少なくありません。
2015年10月23日
海外製にも DTM
VFC PDWへのDTMの組み込みです。
簡単に言うと、コンピューター制御の電動GUNに変身する~と言ったところでしょうか、
ピストンの後退位置を設定しトリガーレスポンスを調整します。
サイクル調整機能、バースト設定機能、リアカン設定機能等が搭載されています。
なんといっても魅力なのは、やはりトリガーレスポンスの向上でしょうか、
トリガーレスポンスと言えばARES等の高機能なGUNが思いつきますが、決定的な違いは
”アフターパーツ”ではないでしょうか。
DTMの場合は写真の基盤をメカボックスに組み込むだけ、、、、
他のパーツは交換不要ノーマルのまま使用可能なので、アフターパーツに困りません、
長く使えますね。
DTM本体、
青丸部のマイクロスイッチでトリガーの動作を読み込み、赤丸部のマイクロスイッチでセクターギアの回転を検知します。
裏側
赤丸 スイッチAssyと、青丸 DTM本体を入れ替えるだけ。
基盤には繊細なパーツがたくさん乗っているので細心の注意を払い作業を行います。
DTM基盤はメカボックスに「ポンっ」と置くだけですが、
海外製メカボックスへの組み込みの場合は僅かですが加工する場合があります。
配線を取り付けます。
ノーマルスイッチと違うのは、赤矢印の黒の信号線。
モーターマイナスとバッテリーマイナスをつなぐマイナス線に合流させます。
コードは基盤の赤丸の位置にハンダで付けます。
行程中最も神経を使う個所になります、
配線ルートもトリガーやマイクロスイッチと干渉しないよう注意。
赤丸がセクターを感知、青丸がトリガーを感知します。
セクターギアの高さも要注意です、
基盤に接触しないように、少し高めにセッチィング。
裏側。
赤丸部の2つのスイッチでセレクターのセミ、フルを感知します。
基盤を組み込むだけで”まさか!”と言うほどGUNが生れかわります、基盤以外はノーマルパーツでOKなのでアフターに困らない、
個人的にDTM搭載はカスタムの最高峰ではないかと思っているのです。
2015年10月23日
低予算で、なおかつ確実な方法で不可能をなんとかします。
STAR M249調整のご依頼です。
いわゆる、プラメカボと言うやつですね。
強度が不安ですが、とりあえず分解洗浄しながらメカボックスのチェックです。
メカボックスを止めているネジがスルスル抜けてくれないので、開けるのも苦労しましたが~
中はゆるめのグリスでドロドロですね~満たされていると言えるほど添付されています。
グリスを洗い流すと出て来ました、”割れ”部分。
写真はメカボックスをフレームに固定するネジ穴部分。
他に2か所発見しましたが、致命的でもなく、何とか補修出来そうだったので、進めます。
次はシムワッシャーです。
簡単に”シムワッシャー”とは、ギアの高さを調節する物。
これほど雑なシムワッシャーに出くわしたのは初めてです。
次に、シリンダーヘッドからエアシールノズルが抜けません。
簡単に”エアシールノズル”とは~給弾ノズルと呼んだりもしますが、金色の棒状に刺さっている黒い物がソレ。
メカボックスからの連動により、赤矢印方向に前後し弾を一発づつチャンバー部に送り出すと同時にエアを吹き出します。
写真の位置から全く動かなくなってしまいました、、、、
シリンダーノズルの先端の処理が甘くザラザラだったのでひっかっていたようです。
研磨して整えます。
次は~シリンダーヘッド部”エア漏れ”。
シリンダーとピストンを組み気密チェックを行いましたが、赤矢印部分、ノズルの根元部分からのエア漏れです。
バラして、再接着ですね。
問題が続発ですが、、、、
パーツ交換をしてしまえば簡単なのでしょうが、できる限り低予算に収める為、
補修で問題ないパーツは補修で精度を出します。
クリアでどこがピストンのレールでどこがタペットのレールなのか、、、
凹凸がサッパリ解りづらい、、、
組み付け完了。
動作もエア量も問題有りません。
M249と言えばGUNの下側にBOXマガジンを装備し、電動により大量に弾を巻き上げ、連射が可能なのですが、
このBOXマガジンには多弾マガジンの安定給弾に必須のゼンマイが入っておらず、連射が不可能となっていました。
さらに強制給弾スイッチも無い状態なので、1,2発発射されたら数発カラ撃ち~を繰り返す状態。
国産のゼンマイとの互換性は全くないので、一部ギアを制作して換装。
取り急ぎ給弾スイッチを装備し、完成です。
給弾も問題なく試射合格!当初とは驚きの変化を遂げました。
今回はできる限り予算を抑えての施工でしたので、交換パーツはほとんど無く、補修、加工で仕上げました。
お問い合わせ
info@g-pro-airsoft.com
http://www.g-pro-airsoft.com/
2015年10月19日
海外製M4タイプ電動ガン
既に内部に手が加えられた個体の様ですが、要改修点がいくつかあったのでひとつずつやっつけていきます。
コードの被膜破れが何か所か確認されました。
このシリコンコード、電動ガンにもよく使用されていますが、被膜が破れやすく、わずかな傷から大きく裂けてしまったり、コードのメーカーによっては劣化が早かったり~と被膜の弱さが気になります。
組み付けの際に挟んでしまったり、コードを通す際にこすってしまったりと、
電動ガンに使用するのは少しリスクが高いかと思い、個人的にはおススメしない種のコードです。
柔らかく曲げやすく、曲げた後も残らない利点もあるので、場所によって使い分けるのも良いかも知れませんね。
次にモーターを取り外したのですが、本来であればモーターの軸の先に付いているはずのピニオンギアがありませんでした。
普段はまず出くわさない出来事だったので、事例をアップロードするのに一瞬思考が停止してしまいました、、、、
ピニオンギア、ありました、、、、
Dタイプピニオンギアはイモネジでモーター軸に固定するようになっています。
モーター軸に少し加工を施すとイモネジの緩みを防止できます。
タペットプレートの折れを確認~給弾には問題ありませんが、交換します。
ピストンギアカットの処理も気になります、動作には影響ありませんが、
性格的なものでしょうか綺麗に処理したいです。
スプリングアジャスターも装備済でしたが、ピストン内に設置した方が良いです。
スプリングガイドに設置するパターンも有りですが、その場合は
ピストンのお尻がアジャスターに絶対に当たらない様にピストンを少々加工した方が良いですね。
バレル固定基部。
バレルを固定するネジ穴が完全につぶれてしまっていたので、ネジ穴を作り直します。
~と、他にも各所細々と改修を行い、完成です。
2015年10月19日
出店のご案内
ゲーム中のGUNトラブルに即座に対応しますので、安心して楽しんで頂けます。
そのHQが新たに
国内最大級インドアフィールド ”BUNKER”を10月31日(土)にオープン
させる事が決定しました。
そしてG-Proでは”BUNKER”でも修理&カスタム相談ブースを出店させて頂きます。
定例会中に起きたGUNトラブルに無料で対応させて頂きます。
その場でカスタムのお申込みも可能です。
お気軽にお声かけください。
2015年10月17日
サマリウム コバルトモーター”ショート”化&~
マルイAK47 HCへの組み込みなのですが、AK47 HCにはモーター軸が”ショート”のタイプが使用されています。
サマリウム コバルトモーターはモーター軸が”ロング”のタイプしか発売されていませんので~
モーター軸を切断します。
当店でカスタムメニューをご依頼の場合、この様な加工は追加料金無しで施工させて頂きます。
他にも要加工個所があり~
持ち込み頂いたグリップを取り付ける為に赤丸部分の切除を行います。
フロントレシーバーも、持ち込み頂いた物に交換します。
配線が通るルートが若干狭くクランクを描く様なルートだったので、念のため加工しルートを広げておきました。
完成してしまえばそう滅多に分解する個所ではありませんが、明らかにコードを傷つけそうだったので、念のためです。
その他、ネジの制作やトップレイルの加工などを行いましたが、全て追加料金は発生しません~
内部にはF-Positionを施工し
完成です。
2015年10月16日
ハードなリコイルでも~
HK417のF-Positionカスタムです。
SOPMOD M4やHK416Dなどの次世代機種ではバッファーリングが緩みバッファーが左右に動いてしまう点がウィークポイント。
これらのバッファーは必ずと言って良いほど緩んで来ます、
緩んだら締めなおせば良いのでしょうが、一度緩んだら締めなおしてもまた緩んでしまう、そんな経験ないでしょうか。
ネジロック剤でガチガチに固めてしまいメンテナンスの際にイチイチバッファーリングを傷つけてしまったり~
そんなウィークポイントには写真の様な方法で対処します。
赤矢印部分にネジ穴加工を施し、イモネジで止めます。
これだけでバッファーはしっかり固定されます。
修理・メンテナンス・カスタムに関してお気軽にお問い合わせください。
2015年10月16日
浮き上がり幅を抑え飛距離を伸ばす
VSR-10のカスタムと同様にHOPの浮き上がり幅を抑え、飛距離わ伸ばします。
HOPの浮き上がり幅を抑えスコープ内に弾道を収めるようにします。
とても狙い易く、ラフな調整で高い命中精度を得られます。
HOPの浮き上がり幅が減ると飛距離が短くなりそうですが、
F-Positionカスタムは浮き上がり幅を抑えつつ飛距離を伸ばす、
一見すると矛盾しているかのような理論を実現させています。
さて、M40ですが
チャンバーをメインにカスタムしていきます。
インナーバレルにVSR-10/GBB用HOPパッキンが掛かる溝が無かったので、加工します。
さらに窓部分を加工したり~バレル部分には大幅に加工が施されます。
レバー(赤丸)も大加工を施します。
HOPのお掛かり具合に大きく関与する部分なので、何度も組み付けてみて調子を見ながら慎重に進めます。
本来であればマズル内側にインナーバレルが挿入、固定されしっかりセンター出しされる物なのですが、
このM40はマズルまでインナーバレルが足りておらず、
アウターバレル内径に合わせたバレルカラーやアウター管をご負担頂くのもなんなので~
マズル後部を再整形し延長しました。
http://www.g-pro-airsoft.com/
2015年10月15日
高い命中精度に取り回しの良さ
まずはフレームを外します。
外したフレームの出番は最後なので、横へどけておきます。
コトンと置いた際に赤丸内のパーツがよく飛びます、ご注意ください。
アウターバレルのカット位置はご依頼主様が自由に設定できます。
チャンバーのセッティングは当店オリジナル開発、制作のHOPレバー(白色パーツ)を使用し独自の方法で施工します。
このオリジナルHOPレバーは、ユーザー自ら高レベルな弾道調整が簡単にできるように設計しました。
チャンバーユニットを取り出せさえすれば高次元での弾道調整が可能です。
チャンバーユニット内の機密の取り方もメンテナンス性を考慮し工夫してあります。
シリンダーを開け、シリンダー内部をメンテナンス。
カットしたアウターバレル先端には、純正のマズルキャップを固定するので、
サイレンサーが装着可能。
ストックカット位置もご依頼主様がご自由に設定できます。
Before
After
抜群の命中精度の抜群の取り回しの良さが加わり、さらに見た目のインパクト”大”。
http://www.g-pro-airsoft.com/
info@g-pro-airsoft.com