2015年10月23日
低予算で、なおかつ確実な方法で不可能をなんとかします。
STAR M249調整のご依頼です。
いわゆる、プラメカボと言うやつですね。
強度が不安ですが、とりあえず分解洗浄しながらメカボックスのチェックです。
メカボックスを止めているネジがスルスル抜けてくれないので、開けるのも苦労しましたが~
中はゆるめのグリスでドロドロですね~満たされていると言えるほど添付されています。
グリスを洗い流すと出て来ました、”割れ”部分。
写真はメカボックスをフレームに固定するネジ穴部分。
他に2か所発見しましたが、致命的でもなく、何とか補修出来そうだったので、進めます。
次はシムワッシャーです。
簡単に”シムワッシャー”とは、ギアの高さを調節する物。
これほど雑なシムワッシャーに出くわしたのは初めてです。
次に、シリンダーヘッドからエアシールノズルが抜けません。
簡単に”エアシールノズル”とは~給弾ノズルと呼んだりもしますが、金色の棒状に刺さっている黒い物がソレ。
メカボックスからの連動により、赤矢印方向に前後し弾を一発づつチャンバー部に送り出すと同時にエアを吹き出します。
写真の位置から全く動かなくなってしまいました、、、、
シリンダーノズルの先端の処理が甘くザラザラだったのでひっかっていたようです。
研磨して整えます。
次は~シリンダーヘッド部”エア漏れ”。
シリンダーとピストンを組み気密チェックを行いましたが、赤矢印部分、ノズルの根元部分からのエア漏れです。
バラして、再接着ですね。
問題が続発ですが、、、、
パーツ交換をしてしまえば簡単なのでしょうが、できる限り低予算に収める為、
補修で問題ないパーツは補修で精度を出します。
クリアでどこがピストンのレールでどこがタペットのレールなのか、、、
凹凸がサッパリ解りづらい、、、
組み付け完了。
動作もエア量も問題有りません。
M249と言えばGUNの下側にBOXマガジンを装備し、電動により大量に弾を巻き上げ、連射が可能なのですが、
このBOXマガジンには多弾マガジンの安定給弾に必須のゼンマイが入っておらず、連射が不可能となっていました。
さらに強制給弾スイッチも無い状態なので、1,2発発射されたら数発カラ撃ち~を繰り返す状態。
国産のゼンマイとの互換性は全くないので、一部ギアを制作して換装。
取り急ぎ給弾スイッチを装備し、完成です。
給弾も問題なく試射合格!当初とは驚きの変化を遂げました。
今回はできる限り予算を抑えての施工でしたので、交換パーツはほとんど無く、補修、加工で仕上げました。
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Posted by G-Professional at 07:56
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